飛行機とカレーうどん(東京都大田区)

コロナが未だ落ち着かない今日この頃であるが、国内線ターミナルには少しづつ活気が戻りつつある。

わたしには羽田空港に着くと必ず行われる儀式がある。その儀式を執り行わなくてはいけないために、羽田に到着する時間は、手荷物検査終了時刻の40分前までには空港に到着すると決めて、スケジューリングをしていた。

その儀式というのは、カレーうどんを食べること。なんでカレーうどんなのかっていう話なのだけど、美味いからに決まっている。羽田空港第1ターミナル南ウイングの端の方にそのカレーうどんの店「CUUD」はある。メニューはカレーうどん一択。カレーうどんはノーマル、あまくち、トマトのさん種類がある。ノーマルでも全く辛さは感じないので、あまくちは子供向けだろう。出汁は魚介がしっかり効いた合わせだし、それにややスパイシーなコレーの風味がしっかりと効いている。テクスチャーは粘度が高く、若干魚粉の風味も感じる。

うどんの麺は、稲庭うどんに似た細麺で、それほどコシが強いものではない。この麺はカレーだしがしっかり絡むようにできていてそれほど小麦の風味を感じるものでは無いために、スープを味わう為のものと言い切っても過言ではない。

今日はノーマルとトマトの「ハーフandハーフ」を選ぶ。これに蒸し野菜と麦酒をつけることで儀式の準備は無事終了だ。

義式を執り行うにあたり、タオル地の高級ディスポおしぼりで入念に手を清め、まずはビールを一杯。不織布の黒いエプロンをして、カレーうどんの到着を待つ。

オーダーからカレー到着まで約5分。駅そばの空港版ともいうべきスピードで食べ始めることができる。(現在は入口の右側に大型モニター型の食券販売機になっておりさらにスピーディーに利用出来る様になっている)

うどんの後には小鉢に入った白米を、出汁につけて食べる儀式、最後に出汁割りを楽しんで丼を清めて儀式を終える。

コロナ後は、朝の営業時間に変更があったり、せっかくできた第2ターミナル店が休業中だったりと、行く前に下調べが必要であるが、羽田空港第1ターミナルに来たら、ぜひともこの儀式を体験してから搭乗していただくと良い。最高の旅のスタートが切れるであろう。

cuud
03-5757-8857
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131504/13193378/
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この記事を書いた人

牛草貴博のアバター 牛草貴博 獣医師・博士(獣医学)

獣医師として臨床25年、40歳で博士号を取得しました。動物病院は横浜市中区、宮崎県宮崎市の二つの病院を経営しています。その間現在のイオンペット、動物再生医療技術研究組合、動物病院向けの12薬局、オーダーメイド腸内フローラフードの事業開発に携わってきました。また異業種の飲食のプロデュースをはじめとして現在はアタッシュドプレスルーム事業、ワーケーション施設の事業開発を行っています。食べることと鉄道を中心とした乗り物全般が趣味で最近はサーフィンやボディーボードなどを大学生以来再開しました。
もともと不動産が得意分野でしたが、株式、債券を中心とした金融全般も現在勉強中でいずれは自然に囲まれた中での3拠点生活を目標にしています。

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