日本一の丼飯(青森県八戸市)

青森県には2つの国があると言って良い。津軽と南部、八甲田山を国境に二つの国の文化は全く異なる。今回はその南部側の八戸に行くことになった。十和田には仕事で頻繁に行き、その際には八戸に滞在することも多い。そしてこの八戸に究極の丼飯が存在する。「みなと食堂のひらめ丼」だ。漁師町である陸奥湊にある漁師のための食堂。ちなみにここは日本最大級のカオス朝市「館鼻岸壁朝市」が開催されている場所でもあるので、そちらでご存じの方もあろう。

みなと食堂はそんな小さな港の市場界隈にある。漁師のためにある食堂なので営業時間は朝の7:00から15:00まで。私は八戸のホテルに泊まる時は朝食をホテルで食べずに、必ずここで「ヒラメ漬丼」を食べるようにしている。陸奥湊の駅からも程近く、車がなくても行くことができる。なので時には帰りの新幹線に乗る前にもう一度ランチに「ヒラメ漬丼」をリピートすることもある。

この「みなと食堂のヒラメ漬丼」はなぜ日本一の丼飯なのか。構成は非常にシンプル。中くらいの丼にぎゅうぎゅうに詰められた白飯、上に漬けになったヒラメと卵の黄身が輝く。漬けタレには、青森の名産のニンニクが隠し味になって食欲をそそる。サッパリとしたヒラメの刺身は、漬けにすることによってコクと旨味を引き出し、更に卵の黄身でコクを上乗せして白飯と一緒にかきこむ。ここに来たら、色気を出してヒラメ丼以外のものを食べてはいけない。朝早くに行くと、縁側との半々丼といいものがあり、こちらはラッキーだと食べることんできる限定メニューだ。基本はひらめ丼一択。八戸に行くことがあればぜひ「陸奥湊で朝食を」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

牛草貴博のアバター 牛草貴博 獣医師・博士(獣医学)

獣医師として臨床25年、40歳で博士号を取得しました。動物病院は横浜市中区、宮崎県宮崎市の二つの病院を経営しています。その間現在のイオンペット、動物再生医療技術研究組合、動物病院向けの12薬局、オーダーメイド腸内フローラフードの事業開発に携わってきました。また異業種の飲食のプロデュースをはじめとして現在はアタッシュドプレスルーム事業、ワーケーション施設の事業開発を行っています。食べることと鉄道を中心とした乗り物全般が趣味で最近はサーフィンやボディーボードなどを大学生以来再開しました。
もともと不動産が得意分野でしたが、株式、債券を中心とした金融全般も現在勉強中でいずれは自然に囲まれた中での3拠点生活を目標にしています。

コメント

コメントする

目次
閉じる