このお話の結論
①中標津は都会人が最も楽しめる北海道である。
②羽田からの直行便あり、市街地までバスで10分、温泉、海、山、肉の食、異世界感すべて揃っている。
③夏の平均気温は東京の半分、夏だけ移住の最適地。冬も雪も少なく北海道にしては温かい。
中標津ってどこ?
道東に位置する。周囲の有名な場所は、釧路、根室、牛乳で有名な別海町や浜中町、牡蠣が有名な厚岸町。鉄道は廃止されてなく外部との交通は中標津空港のみ。ただ羽田から毎日直行便があり札幌からも4往復便がある。また中標津空港は市街地までバスで10分とアクセスは極めて良い。逆に道内の公共アクセスは札幌を除きあまりよくない。
中標津の気候および地勢
中標津の8月の平均気温は18℃。日最高気温は23℃。1月の平均気温は-6.6℃。日最低気温は-13℃。
ちなみに札幌の8月の平均気温は23℃。日最高気温は27℃。1月の平均気温は-3.2℃。日最低気温は-6℃。
基本平地で、夏は自転車で快適に移動可能。町中に温泉が湧出。主な産業は酪農。日本でも有数の先進的な酪農地。
世帯数は増加しているものの人口は減少。
市街地はコンパクトにまとまっており、大きなSC、飲食店も感度の高いお店がそれなりにそろっている。病院やドラッグストア、ニトリなど生活インフラ困ることはないと思われる。
なぜワーケーションが最高なのか。なぜ札幌ではなく中標津なのか?
北海道に移住を考えたとき、まずは札幌を考えるが札幌は様々考えて移住には適さない。札幌の夏はすでにかなり暑く夏本番の時期には30℃を超すことも多い。しかしながら札幌のマンションはエアコンの無い物件も多く、マンション価格も首都圏とそれほど変わらないくらい高い。また新千歳空港から札幌市街地は1時間ほど電車かバスでの移動が必要で、東京からのアクセスは飛行機プラス1時間である。町中は東京とそれほど変わりなく食べ物はおいしいが、とんでもなく安くて旨いという感覚はない。ほしいものはほぼほぼ揃うし不便なことは一切ないといっていいが、冬は積雪量が多く市街地以外の移動はかなり大変。空港からのアクセスも寸断されることもままある。とはいえ東京よりは気温は涼しいし本気で札幌の物件購入を検討し、内見もかなりしてきたのだけどいまいちピンと来ない。そう、別に東京と変わらないのだ。わざわざ移動をしてまで行く理由が見いだせない。。夏は結局ほぼ毎日冷房が必要で冬は暖房が必要。コストも昨今のエネルギー事情からかなり負担が大きい。
中標津はこれら札幌のマイナス面をほぼほぼクリアしている。また大規模酪農家が多いせいか所得も高く、小さな町ではあるが文化的なレベルは高い。
中標津ワーケーションのモデル
1日目
9:00 渋谷のオフィスに出勤。会議済ませ、持っていく仕事の準備を行う
10:45 渋谷のオフィスを出る。今日の気温は34℃暑いを通り越してつらくなる。
11:30 羽田に到着し、軽くランチ。
12:20 ANA377便にて中州別空港に。
14:00 中標津空港着。気温は18℃。東京の半分。湿気が少なく草の香りでいっぱいの風を受け天然のアロマを全身に浴びる。そのままレンタカーを借り中標津市街 に。約10分でAコープにて明日の朝ごはんの食材の準備の買い物。さすがに野菜、肉、魚ともに都心では考えられないほど安く新鮮。明日の牛乳と卵とハムを、サラダの具材を購入。
15:00 宿到着。すぐに部屋に入りWEB会議を二本こなす。
17:30 会議終了。
18:00 夕食は「フェネトレ」へ。極上の食材をシェフが最高の料理に仕上げてくれる店。アルコールもソフトドリンクも地元のものを意識し、接客、店の雰囲気、一切のスキがなく肩の力も抜けていて毎回このために来ている尾といっても過言ではない。お酒を飲んでもタクシー10分ほどで帰れる距離感が魅力的。
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011204/1064822/
21:00 就寝
2日目
7:00 早起きして周囲を散歩、川沿いのサウナを使い、その後川で水浴。満たされた気持ちのままキッチンで朝食を準備しテラスで朝ごはん。新鮮な野菜と、草の香りがする牛乳は最高のごちそう。朝は涼しいを通り越し少し肌寒いのでブランケットを準備。
9:00 テラスで仕事開始。WIFIは十分な速度なのでWEB会議も全く問題ない。涼しいので仕事もはかどる。新しいプロジェクトの企画を考えなくてはだけど、今までにない発想が次々浮かびワーケーションの効果抜群。
12:00 車で市街地のうどん屋に。移動はどこにいても10分以内とコンパクトな町が便利。ここは道産小麦を使った讃岐うどんがおいしい。やはり香りが違う。素材の良さはうどんにも。
14:00 友人が中標津空港到着。彼女もワーケーションで三日間中標津に。車でそのままピックアップしおやつにプチアルルでソフトクリームをいただく。ソフトクリーム大好きで様々なところで食べたが、この中標津周囲のソフトクリームは別格。
14:30 再びWEB会議、友人も横で資料の作成を行っているようだ。
18:00 仕事終了。今日は二人でジンギスカンのお店にタクシーで向かう。東京を離れ友人との話にも花が咲く。
22:00 就寝
3日目
7:00 今日はオフ日。いつも通り散歩の後、サウナに入る。今日は少し遠出する予定で、卵と牛乳でフレンチトーストを焼く。この牛乳でフレンチトーストって贅沢。
8:00 車で姉別に向かう。約1時間でLANDEDGEに到着。今日は湿原をカヌーで探索するツアー。霧多布湿原をガイドさんがアテンドしてくれるので準備のストレスや不安も全くなく、おまかせで快適なところ取り。鹿はもちろんタンチョウヅルや大鷲を見れて心安らぐ。途中のポイントではカヌーを降りて特製のビスケットでお茶をいただく。絶景の大自然の中、素朴なビスケットと温かい紅茶が身に染みる。完全に脳みそがふやけた瞬間。
13:00 霧多布の温泉「ゆうゆ」にてひとっぷろ浴びて、瓶の牛乳をいただく。そのまま館内のレストランで昼食。霧多布昆布ラーメンはちょっとはまってしまう。
14:00 霧多布岬に向かう。野生のラッコが生息しており、双眼鏡で観察。ラッコは現在日本の水族館ではほとんど見られなくなってしまい、貴重な存在に。
15:00 浜中町は日本最大の酪農基地。ハーゲンダッツの原乳はここで生産されている。また牧場がそれぞれでソフトクリームを販売しており、その食べ比べが毎回楽しみだ。今日は一番のお気に入りの「FARM DESIGN」へ。牛のクッキーと一緒にいただきます。
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011203/1004971/
16:00 コープ浜中へ。ここには浜中ほえいとんという、牛乳のホエイをたっぷり与えた豚肉が売っている。その中でも豚ジンギスカンと生姜焼きが絶品で、しゃぶしゃぶ用の豚バラもおすすめ。今日は少し疲れたから、ジンギスカンを買って新鮮なお野菜で巻いて夕食にしよう。そしてここにしか売っていない緑の牛乳があるので忘れずに。
18:00 キッチンで調理した豚ジンギスカンとビールが最高!
21:00 就寝
4日目 最終日
7:00 いつも通り散歩とサウナにいき、テラスで軽くストレッチ。
9:00 オヌキコーヒーロースタリーに。たっぷり入れてくれるおいしいコーヒーとパンのモーニング。をいただく。
11:00 帰る準備。パッキングを終えて市街地に。お土産を物色
13:00 湯宿 だいいちで温泉。最後のひと時を堪能。
13:50 タクシーで空港に
14:45 帰京
まとめ
羽田からのアクセスは北海道ナンバーワン。食、環境、温泉すべてそろっている。中標津のワーケーションは夏は日本で唯一といっていい、最高の環境です。
参考
USHIYADO[ゲストハウス]
コワーキングスペースMILK
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