円安と分散投資

コロナから始まり昨年からのインフレ、円安、そしてウクライナ問題と金融の目線で見た時には、お子様ランチ並みに全部盛りな状態が現在進行形で進んでいる。金融の歴史についてはまた別項でと思っているが、現在の状況は金融の歴史を勉強している身に取ってとても興味深い。その中でも円安は私たち日本国民にとって大きな影響を受ける要因だ。2022年7月にホノルルに行くことがありしっかりとその恩恵?(笑)を受けてきた。もともとホノルルは米国の中でも物価は高いのだが、今までは表示に100円をかければよかったものが、1.4倍で計算しなくてはいけなくなったわけである。

到着直後にまずは物価高で慄き、そして為替で計算して慄くのだが、現在はほとんどクレジット払い。翌日ぐらいになると麻痺してくる。そしてカードの請求がきてさらに驚くわけである。

そんな急速に円安が進む中、投資はどのように考えたら良いのか?投資の基本は分散投資である。分散というのはリスクの分散。資産の種類、国、為替等々、日本円の現金だけではなく、株、保険、不動産、株であれば銘柄をわけ、投資する国を分け、為替の種類を分けるということだ。

資産の種類を分けるところまでは良いが、円安である今、国や為替を分けるということに抵抗がある。端的に言えば円安ドル高な今、アメリカの株や投資信託、ETFなどに投資するとまた円高になった時に損してしまうのでは?ということを心配して躊躇してしまう。このような心配は普通に考えて当然であるし、このような心配がある場合には絶対に投資はしてはいけない。投資はギャンブルではない。運だけに賭けるものではないからだ。

わたしの考える投資は、お金を増やすことではなく、保全。ビジネスに対しては、常に攻めの姿勢だが、投資に対しては徹底的に守りを貫くことである。

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この記事を書いた人

牛草貴博のアバター 牛草貴博 獣医師・博士(獣医学)

獣医師として臨床25年、40歳で博士号を取得しました。動物病院は横浜市中区、宮崎県宮崎市の二つの病院を経営しています。その間現在のイオンペット、動物再生医療技術研究組合、動物病院向けの12薬局、オーダーメイド腸内フローラフードの事業開発に携わってきました。また異業種の飲食のプロデュースをはじめとして現在はアタッシュドプレスルーム事業、ワーケーション施設の事業開発を行っています。食べることと鉄道を中心とした乗り物全般が趣味で最近はサーフィンやボディーボードなどを大学生以来再開しました。
もともと不動産が得意分野でしたが、株式、債券を中心とした金融全般も現在勉強中でいずれは自然に囲まれた中での3拠点生活を目標にしています。

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